高齢化社会の進む中、住宅の長寿命化は社会的にも欠かせません。限りある森林資源を大切に利用することが、地球環境の保全に役立つことだと考えます。住まいの長寿命化は、住宅そのものの強度や耐久性はもちろん、住む人にとっても快適・健康・安全でなければなりません。「PM工法の家」は、このような時代のニーズから生まれた安心の住宅工法です。
「PM工法の家」は、躯体の接合部に特殊金属(ピコメット)を使用し構造用集成材・構造用断熱パネルを組み合わせて、家の強度・精度を飛躍的に向上させた、強靱な新時代の木造軸組工法の家です。
- 抜群の接合強度
- 躯体の強度・精度の向上
- 耐震・耐風圧性能の強化
- 大幅な工期短縮
- 強度はムク材の1.5倍
- 歪み・狂いが少ない
PM工法は大きく以下の4つのポイントにまとめられます。
高耐久(PM工法のポイント1)
住宅の寿命を縮める原因は、腐朽菌の繁殖と、白蟻の食害の2点だといっても過言ではありません。この2つの対策が適切であれば住宅の耐久性を高めることができるわけです
「PM工法の家」で使用する構造用集成材は含水率が15%以下で、床下の換気を適切に行っているため腐朽菌の発生を防ぎます。適切に管理すれば、木の耐久性は、寺社仏閣で使用されているように、数百年におよぶことが証明されています。
また、白蟻について「PM工法の家」では適切な防蟻処理を行うのはもちろん、土台には耐久性が高く白蟻の食害を受けにくい木材であるヒバ類や加圧処理材を使用し、柱などは乾燥した構造材を使用しております。また、外壁は壁体内に通気層を設ける構造として、壁の内部に湿気が溜まるのを防いでいます。これらの対策により白蟻の害を受けにくい構造となっています。
高耐震(PM工法のポイント2)
「PM工法の家」は軸組工法にパネル工法の長所を加えたモノコック構造。壁の面材(構造用パネル)と軸組を一体化し、建物全体を強靱なシェルターとしています。
「PM工法の家」は、モノコック構造で外力を全体にバランス良く分散させ、一点に外力が集中するのを防ぎます。このモノコック構造により、耐震性能は飛躍的に向上しています
木造住宅の弱点とされていたのが接合部でが、「PM工法の家」では接合部に特殊な接合金物(ピコメット)を使用し、高精度な専用のプレカットマシンで常に一定で高水準の加工を施していますので、強度や仕上げにバラツキはありません。
また、「PM工法の家」では厳選した材料を重ね貼りして板の表面を平らに削り高圧プレスで圧着した構造材を使用しています。そのため、曲がりやねじれといった変化がきわめて少なくなり、強度的にはムク材の約1.5倍の強さを持ち、より住宅に適した構造材となります。
好環境(PM工法のポイント3)
地球温暖化の大きな原因と言われている二酸化炭素(CO2)。木は成長する段階で、大気中の二酸化炭素を吸収する生物です。
その木は計画的に植林されて住宅の材料になります。木が、柱や梁などの住宅の構造材になるには、伐採・製材・乾燥・加工といった工程を経ますが、その際に発生する二酸化炭素の量も鉄骨やコンクリートに比べてはるかに少なく、より環境に優しい材料です。耐久性を高め、使用した木の樹齢よりも住宅を長持ちさせれば、森林保護にも役立ちます。
また、木は住宅としての役目を終えて、解体されても再利用されます。そのまま材木として利用されるものもあれば、チップ材にしてパーティクルボードとなったり、繊維状にしてMDFなどの繊維板になったり、様々にリサイクルされていきます。
健康(PM工法のポイント4)
木は天然のエアコンのようなものです。木には調湿機能があり、柱1本でビール大瓶1本分の水分を吸放出するといわれています。このほかにも音を吸収したり、光の反射をおさえたり、人に優しい多くの効果があります。「PM工法の家」では、厳選した木材を使用していますので、木のぬくもりを生かした人に優しい健康住宅とすることができます。
シックハウス(新築病)の原因には様々なものがありますが、特に問題視されているのは、ホルムアルデヒドです。
「PM工法の家」で壁の面材に使用しているOSB(構造用パネル)は、健康に配慮して、最もホルムアルデヒドの少ないF☆☆☆☆ランクのものを使用しています。