大臣認定品IAU型免震装置は大手ハウスメーカーも採用している信頼度の非常に高い免震支承です。この免震装置は、技術講習を受講すれば、工務店でも利用する事が出来ます。 また、IAUの採用している転がり免震は、木造住宅の様な重量の軽い建物と相性が良く、木造を得意とする町の工務店さんとの相性も良い装置です。
建築物の宣伝文句で「耐震構造」と「免震構造」という言葉を目にされると思います。まず、これらの構造についてご説明します。
耐震構造- 建物の構造(柱や梁)自体が地震に耐えるような強度に造られているものです。地震で生じる揺れに耐えるように設計された構造のことで、 地震エネルギーがそのまま家屋に伝わってしまうので、免震に比べ地震時に壁や家具等が損傷しやすくなっています。
免震構造- 建物と地盤との間に特殊な装置を付け免震層を造ることで、地震力を建物に直接伝えないようにした構造のことです。 地震に強いだけでなく、揺れそのものを軽減することによって、被害を防ぐことができます。 さらに、もしも震度7の地震が来ても、免震構造なら揺れを震度4程度まで軽減します。
東海・東南海・南海地震の発生確率は、30年以内に70%の確立で発生すると、政府が発表しています。 地震が発生すれば、生命の危険に晒され、家が壊れれば不自由な避難生活を何ケ月も強いられ、その上に家の補修費用が住宅ローン以外に掛かります。そのような事にならないためにも、免震構造の住宅をおすすめします。
「耐震構造」と呼ばれる(「新耐震設計法」建築基準法、1981年改正)建物は、震度4-5弱の地震に対してはほとんど損傷を受けず、震度5強以上の強い地震であっても倒壊を防止するレベルで造られています。地震に耐えるよう構造部を強靭・堅固に造り、建物全体で地震エネルギーを受けるので、その分、倒壊しません。ただし室内の損傷が大きい危険性があります。
一方、「免震構造」は、地震の揺れを免震装置で吸収し、建物上部への地震エネルギーの伝わりを抑えます。耐震設計と比較して、大地震時には揺れの強さを1/3~1/5に抑えるため、建物へのダメージはもちろんのこと、室内での被害も抑えるメリットがあります。